白犬あほ事件簿【その1】
2003年5月16日3年間付き合った彼女Yと別れて、新しい彼女Mと付き合いだして間もない頃の話。
Mは俺がYと3年間付き合ってた事も、名前も知っている。
そのMがうちに泊まりに来ていたある朝に事件は起こった。
俺が目覚めた時、俺より早く起きていた彼女は、俺の部屋の片づけをしていてくれたらしい。
3年間繰り返した行為というのは、思った以上に切り替えの効かないものらしい・・・
それに拍車をかけるのが、寝起きという頭の思考能力のない状態。
はい、やってしまいました。
目が覚めた俺は目をこすりながら
「おはよう」
「Y何してるの?」
そしておとずれる沈黙の時間
思考能力のない頭でも、俺は今ものすごくやばい事を口走った事はすぐにわかった。
そして思考タイム
えっと、まず落ち着いて考えてみよう。
俺は今なんて言った?
「おはよう」
うん朝の挨拶だ問題ない。
でも、きっと問題はそこじゃない。
その次の台詞だ。
Mは何かしてたから、何してるのか聞いたんだよな?
「Y何してるの?」って
うん、確かに聞いてる
「何してるの?」は問題ないよね。
そこに彼女の名前をつけたはず。
「Y」と
よし、この部分を徹底的に解明しよう。
まず俺の今の彼女の名前は?「M」
はいそうです。
俺が言った名前は?「Y」
はいよく出来ました。
では、Yって誰ですか?
「前の彼女」
という事は、あれですか?俺は
俺のために朝早くから、せっせと片づけをしてくれている。愛しい愛しい彼女を、あろうことか前の彼女の名前で呼んでしまったというわけですか?
うわあああああああああああああああ
バカバカ俺のばかあああああああああああああ
おまえなんて、道歩いてて、うっかり置いてあったバナナの皮ですべって、バランス崩したとこを、道の横にあった溝に足突っ込んで、溝の横にあった壁に頭ぶつけて死んでしまうって、そんなお笑いをとりながら死ぬ価値すらないわ!!
いや、待てそんなアホな事を考えてる場合ではない。これからの事を考えよう。
言ってしまった事は事実だ。
それを受け入れた上でこれからどうするか考えよう。
--------------------------------------------
1.素直にあやまる
2.もしかすると、寝ぼけて言ったので声が小さく聞こえてないかもしれないので、放置してみよう。
3.いっそ彼女のあだ名をYにしてしまう
--------------------------------------------
さあ、どれにする俺!
ここが正念場だぞ。
まず1番。
これが一番の正攻法だけど、怒っていたら、どれだけ謝ろうと修羅場は待っているでしょう。
2番。
これだとラッキーなんだけどなあ。
沈黙しているのも、聞こえてなくて俺が起きたのも気づいてないのかも。
3番。
これだと今だけじゃなく、今後呼び間違える事自体なくなっちゃうぞ♪これって最高やん!
って俺のばかああ。そんな事できるわけないやんけ!
悩んでいてもしょうがない、とりあえず、聞こえてたのかどうか確かめてみよう!
「あ、、あの?」
「今俺って何か口走りましたでしょうか?」
少しの時間の沈黙。
そして口を開く彼女。
「うん、わたしに向かってYって言ったね」とにっこり微笑む
こ・・・こわい
その微笑が、いや顔は微笑んでるんだけど、こめかみに浮き出た血管が、そしてMからものすごい威圧感が。
「ごっごめん〜〜〜!」
「今までずっとYって呼び続けてたから、もう口癖になっちゃて」
「あっあとな、俺よく人の名前呼び間違えるんよ。Yに向かって、友達のUの名前で呼んだ事もあるし」
「だから、別に他意があるわけじゃなくて、だから本当ごめん」
いや、もうパニックでした。
もう選択肢がどうのこうのなんて言ってる場合じゃありません。頭の中で考えるなんて無理。
威圧感に押され、反射的に出てくる言葉だけを並べていく。余計な言い訳などしなきゃいいのに・・・
それを聞いたM
「信じられん。普通呼び間違える?」
「彼女の名前だよ?普通呼び間違えないでしょ」
「しかもよりによって、前の彼女の名前ってどういう事よ?」
と怒涛の攻撃。
えっと、俺甘かったです。
3年付き合ってたの知ってたし、つい最近別れたばかりって事も知ってたM。
そんな事情を少しは汲んでくれるかなと淡い期待を少しだけもってたのだけど。
やっぱり無理だった(号泣)
もうこればっかりは、一方的に俺が悪い。
もうひたすら彼女のご機嫌が直るまで平謝りでした。完全に白旗降伏をした朝の出来事でした。
みなさまも、深夜の電話番号と恋人の名前だけは、
くれぐれもお間違いないよう、お気をつけください。
後日・・・
俺と彼女の共通の友人に会うたびに
「ねえどう思う?白犬ってわたしの事を前の彼女の名前で呼んだんだよ!」
許してくれたんじゃなかったのか〜(泣)
ほんとごめんてば(号泣)
Mは俺がYと3年間付き合ってた事も、名前も知っている。
そのMがうちに泊まりに来ていたある朝に事件は起こった。
俺が目覚めた時、俺より早く起きていた彼女は、俺の部屋の片づけをしていてくれたらしい。
3年間繰り返した行為というのは、思った以上に切り替えの効かないものらしい・・・
それに拍車をかけるのが、寝起きという頭の思考能力のない状態。
はい、やってしまいました。
目が覚めた俺は目をこすりながら
「おはよう」
「Y何してるの?」
そしておとずれる沈黙の時間
思考能力のない頭でも、俺は今ものすごくやばい事を口走った事はすぐにわかった。
そして思考タイム
えっと、まず落ち着いて考えてみよう。
俺は今なんて言った?
「おはよう」
うん朝の挨拶だ問題ない。
でも、きっと問題はそこじゃない。
その次の台詞だ。
Mは何かしてたから、何してるのか聞いたんだよな?
「Y何してるの?」って
うん、確かに聞いてる
「何してるの?」は問題ないよね。
そこに彼女の名前をつけたはず。
「Y」と
よし、この部分を徹底的に解明しよう。
まず俺の今の彼女の名前は?「M」
はいそうです。
俺が言った名前は?「Y」
はいよく出来ました。
では、Yって誰ですか?
「前の彼女」
という事は、あれですか?俺は
俺のために朝早くから、せっせと片づけをしてくれている。愛しい愛しい彼女を、あろうことか前の彼女の名前で呼んでしまったというわけですか?
うわあああああああああああああああ
バカバカ俺のばかあああああああああああああ
おまえなんて、道歩いてて、うっかり置いてあったバナナの皮ですべって、バランス崩したとこを、道の横にあった溝に足突っ込んで、溝の横にあった壁に頭ぶつけて死んでしまうって、そんなお笑いをとりながら死ぬ価値すらないわ!!
いや、待てそんなアホな事を考えてる場合ではない。これからの事を考えよう。
言ってしまった事は事実だ。
それを受け入れた上でこれからどうするか考えよう。
--------------------------------------------
1.素直にあやまる
2.もしかすると、寝ぼけて言ったので声が小さく聞こえてないかもしれないので、放置してみよう。
3.いっそ彼女のあだ名をYにしてしまう
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さあ、どれにする俺!
ここが正念場だぞ。
まず1番。
これが一番の正攻法だけど、怒っていたら、どれだけ謝ろうと修羅場は待っているでしょう。
2番。
これだとラッキーなんだけどなあ。
沈黙しているのも、聞こえてなくて俺が起きたのも気づいてないのかも。
3番。
これだと今だけじゃなく、今後呼び間違える事自体なくなっちゃうぞ♪これって最高やん!
って俺のばかああ。そんな事できるわけないやんけ!
悩んでいてもしょうがない、とりあえず、聞こえてたのかどうか確かめてみよう!
「あ、、あの?」
「今俺って何か口走りましたでしょうか?」
少しの時間の沈黙。
そして口を開く彼女。
「うん、わたしに向かってYって言ったね」とにっこり微笑む
こ・・・こわい
その微笑が、いや顔は微笑んでるんだけど、こめかみに浮き出た血管が、そしてMからものすごい威圧感が。
「ごっごめん〜〜〜!」
「今までずっとYって呼び続けてたから、もう口癖になっちゃて」
「あっあとな、俺よく人の名前呼び間違えるんよ。Yに向かって、友達のUの名前で呼んだ事もあるし」
「だから、別に他意があるわけじゃなくて、だから本当ごめん」
いや、もうパニックでした。
もう選択肢がどうのこうのなんて言ってる場合じゃありません。頭の中で考えるなんて無理。
威圧感に押され、反射的に出てくる言葉だけを並べていく。余計な言い訳などしなきゃいいのに・・・
それを聞いたM
「信じられん。普通呼び間違える?」
「彼女の名前だよ?普通呼び間違えないでしょ」
「しかもよりによって、前の彼女の名前ってどういう事よ?」
と怒涛の攻撃。
えっと、俺甘かったです。
3年付き合ってたの知ってたし、つい最近別れたばかりって事も知ってたM。
そんな事情を少しは汲んでくれるかなと淡い期待を少しだけもってたのだけど。
やっぱり無理だった(号泣)
もうこればっかりは、一方的に俺が悪い。
もうひたすら彼女のご機嫌が直るまで平謝りでした。完全に白旗降伏をした朝の出来事でした。
みなさまも、深夜の電話番号と恋人の名前だけは、
くれぐれもお間違いないよう、お気をつけください。
後日・・・
俺と彼女の共通の友人に会うたびに
「ねえどう思う?白犬ってわたしの事を前の彼女の名前で呼んだんだよ!」
許してくれたんじゃなかったのか〜(泣)
ほんとごめんてば(号泣)
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