名探偵白犬の超難解サスペンスワールド。
探偵白犬に解けない謎はない!
今回の謎は果たして?!そして白犬を襲う最大のピンチとは!

ごめんなさい。思わず探偵ものにしてしまいました。
シリアスとネタ(いやネタじゃないんだけど)日記のギャップがありすぎと言われた白犬です(´・ω・`)

そんな白犬のやらかした、あほ事件簿第2弾です。

その事件が起きたのは、Yと付き合って2年目の年。
何も問題もなく、俺とYの仲はとてよかった。

そんなある日、俺はチャット仲間のみんなと会うため、東京に行くことになる。
彼女も面識はあったが、仕事の都合つかず不参加。

チャットの事もオフ会の事も彼女には告げて俺は東京へと旅立った。
2泊3日のちょっとした旅行・・・のはずだった。

俺の宿泊先はSの家。
もちろんSは男です。当然です。彼女がいるのに女の子の家に泊まるなんて、あほな事はしません。

でもいざ泊まる時になって、予定外の事が起こった。
俺一人で泊まる予定だったSの家に、なぜかもう二人泊まる事に。
その二人はOとB。これで泊まる人数は家主のSを入れて4人。

そして、布団は2組。さらにOとBは女性。

さあ、困った。
若い男二人と女二人が1つ屋根の下で寝る。
これだけでも事件が起こりそうなのに、布団が二組という事が追い討ちをかける。

どうしよう?という話し合いになり。
悩む事1分(それ悩んでないじゃんとか言わない)

「男同士で寝るのは気持ち悪い」

という、誰も反論のできない結論により(いや反論しないで下さい。お願いします(泣))
SとO、俺とBが一緒に寝ることに。

でもあれですよ。
Yという愛しい彼女がいる俺。そんな別の女性と仲良く一緒に寝るなんてできません!だからきっぱりと

「背中を向けて寝ました。」

ふっふっふ。完璧だ。
こんな完璧な対策がとれるなんて、俺すごすぎ。
もはや、これで何の間違いも起こるはずない。

そう思い、安心して眠りつく。

そして朝がくる。
あーよく寝た!今日もいい天気で爽やかな朝だ。
と心地よい目覚めを迎えた俺。

けれど、心地よくない部分が一箇所。

「あれ・・・左腕がしびれて感覚がない」

恐る恐る左を振り向く俺。

「・・・・・・」

その感覚のない左腕の上にBの頭がありました。
そう、それは世間一般で言うところの
「腕枕」
ラブラブな恋人達が、思い切り燃え盛った後に枕元で語り合う、
ピロートークと呼ばれる会話をする時に使われるという、伝説の「腕枕」

なんで俺腕枕してるの?!

昨日寝たつもりが、実はBと一晩の過ちを犯し

「キミは最高だ。キミが受け入れてくれるなら、Yと別れてすぐキミの元に駆けつけてくるよ。」

なんてピロートークをBに腕枕しながら、語っちゃったりしたのに、
その時どこからともなく降ってきた、鉄のタライがドリフのコントよろしく俺の頭に直撃して、俺は記憶を失っちゃったとかですか?!

いやまて、そんなはずはない・・・
頭にたんこぶもないし・・・

じゃあこれは夢だね。
一緒に寝ちゃったもんだから、こんな夢見ちゃったんだアハハハ。
よーしそうとわかれば、起きちゃうぞ〜
起きて、背中を向けて寝てるはずの俺を確認しよう。

「夢って腕しびれるのかな・・・・」

ああああ
ごめんなさい。ごめんなさい。
現実逃避してました。

夢どころか、すっきり起きてるし
左腕少し感覚戻ってきて、痛いし(泣)

そうこうしてるうちにBが目を覚ます。
あっ・・・これってヤバイのでは。

「きゃあああああ、何してんのこの変態!」
「わたしが寝てるうちに、何で勝手に腕枕してんのよ!」
「まさか、腕枕だけじゃなくて変な事したんじゃないでしょうね!」

ってなるのでは(汗)
と考えていると、目を覚ましたBはこっちを見て
にっこり笑いながら「おはよ〜〜」
あっ可愛い(照)じゃなくて!

なんでびっくりしないの?
腕枕してるんだよ?

やっぱりあれですか?
俺はタライで記憶を失ってるんですか?
もうBと俺はラブラブカップルでYとさよならしなくちゃいけないんですか?(泣)

とにかく確かめよう
「えっと、俺の腕・・・」
どう聞くべきか迷ってこんな言い方に、するとBは
「あっなんかね一度目が覚めた時に、あった」と笑う。

まてえええええええええ
「あった」じゃないわ!
あっておかしい物なんだから、のけろよ
なんでまたそのまま寝るんだ(泣)

でも、結局したのは俺なんだよな

俺は寝てる無意識のうちに腕枕するという特技あるんだぞ。すごいでしょ♪

♪じゃねーよ俺!
すごくねーよ俺!

けど想像すると、寝てる人に腕枕するには頭をもちあげてその下に手をいれるか、
首と布団の隙間に綺麗に腕を滑り込ませるしかないわけで、
そんな事をした俺って、やっぱ結構すごいかも。

ってそんな事に感心してるより、どうしよう・・・
Yに言うべきか言わないべきか。

結果、言いました。
俺隠し事できないんです(泣)
馬鹿正直ではなく、馬鹿なんです(泣)

Yは普段は割りと寛大な方で、あまり俺のする事を反対したり、怒ったりはしない方でしたが、
この時は怒りました(当然ですが)

Y「腕枕って何考えてるん?」
ごめん、本当に無意識なんだよ(泣)
Y「自分がされたらどう思うの?」
だから、背中向けて寝るって完璧な計画を(泣)
Y「そもそも、女と一緒に寝るってのがおかしいでしょ?」
ごもっともです(泣)
Y「うちが嫌なのは、白犬って寝てると無意識に抱きついてくるからなの」
「その子にも抱きついてるかもしれないんよ?」

え?マジデスカ?俺寝てると抱きつくの?(汗)
これ言われるまで、俺自分で知りませんでした。

それまでYに一生懸命言い訳してた俺でしたが、これ聞いて素直に謝りたおしたのは言うまでもありません。

教訓:自分の癖はちゃんと知っておこう(汗)

次回の白犬事件簿は「白犬は見た、草津温泉美人OL湯けむり連続殺人事件」でお送りします。(嘘)

PS.寝てるときに抱きつくと聞いて、やっぱり男と寝なくてよかったと思ったのは秘密です。

温度差

2003年5月19日
付き合ってる二人にとって一番望ましいのは
お互いが同じように相手を想い、その気持ちの大きさが同じくらいの大きさである事なのかもしれない。

けれど、気持ちは見えるものではなく、それを相手に全部伝えることもできない。
数値で表せるものでもなく、感じる事でそれを測ろうとする。

「そして、感じる温度差。」

自分が思っているより、相手は自分を思っていない。
それは不安が招いた思い込みかもしれない、相手が気持ちを伝えるのが苦手なだけかもしれない。
でも、確実に感じる「温度差」それを感じた時、二人の関係は対等でなくなるような気がする。

同じ職場で知り合い、俺の告白で付き合う事になったN。
付き合うようになってから彼女から聞いた事。
実は俺が彼女を好きになる前から、俺の事を好きだったのだと。

俺より年下の彼女。
今までに付き合ったことのないタイプの彼女。

俺のNへの想いは、時間と共に膨れ上がる。
ただ、その速度が彼女より速過ぎた。
俺より先に好きっだったと言う彼女との立場はすぐに逆転する。

いつからか、俺は付き合っているのに、彼女に片思いをしているような感覚になっていった。

彼女を振り向かせたい。

その思いが、彼女に自分を合わせてしまうようになる。彼女の好みの男になろうと、自分を押し殺して変わっていく俺。

そしていつしか、自分が自分じゃなくなっていく。

オレハ イッタイ ダレ?

彼女のためなら、何でも出来る気がした。
彼女のいない未来なんて考えられない気がした。
けど、自分をなくす事はしてはいけなかったんじゃないだろうか?
彼女は俺と付き合っていながら、俺じゃない俺と付き合ってた。

そして、彼女を追い続けていた関係は終わりを迎える。
ちょうど付き合って1年目の日。
ささいな事で始まった喧嘩は、修復の余地を与えず、彼女から別れの言葉を告げられる事で終わる。

ずっと彼女を追い続けてた1年。
でも、終われなかった。
彼女がいなくなる事に耐えれなかった。
同じ職場である事が、更に深刻に別れを受け入れられなくさせる。

俺の彼女ではなくなったN。
名実ともに本当に片思いなった。

四六時中彼女の事を考え、眠れない日々が続き、飯ものどを通らない。
そんな一番辛い時期も越えて、少しは楽になってきても、彼女のへの想いは消すことは出来なかった。

なんとか吹っ切ろうと、職場でもなるべく話さないようにしてた。
その事も彼女に言ってた。
けれど、なぜか頻繁に話しかけてくる彼女。
それが辛く、ほとんど相槌しかできない俺。

それからちょっとして彼女から電話がかかる。
「なんで無視するの!そんなにわたしが嫌なら仕事やめてよ。」

あぁ俺には、彼女を避けることも許されないのか。
そんな思いとは別に俺には「ごめん」と答える事しか出来なかった。

もう疲れてしまって、反論する気力もなかったのか、それとも彼女を追い続けて、未だに追い続けてる変わってしまった自分がそう答えさせたのかはわからない。

そして、彼女との距離をとることも許されない生活が続いていく。彼女に話しかけられれば無理矢理笑顔を作って答える俺。

オレハ イッタイ ダレ?

別れを告げられても、彼女に俺は支配されてる。
このままずっと抜け出せない気がした。

だけど、ある事がきっかけで急にその思いは消えた。

同じ職場の俺とN。
その職場に用もないのに新しい彼と一緒に来るN。
当然その時間帯に俺がいる事は知っている。
そして、俺が未だに抱えている想いも。

それを見た時俺は俺を取り戻した気がした。
俺は一体何をやっている?
見てみろよ、もう彼女は俺の事なんて微塵も考えていない。

ソンナコトハ ワカッテイタヨ

それを理解したと同時に、彼女を追い求める俺であって俺じゃない自分が消えた。
同時に彼女を追い続ける気持ちも。

今までで一番辛かった恋は終わった。
追い続けて、追い続けて、ついに追いつくことの出来なかった彼女。

気持ちは強いほうが立場は弱くなる。
その温度差を別の誰かに感じた時、今度は俺は俺を保っていけるだろうか?
ありのままの俺でいれるだろうか?

自信はない。

人は手に届かないものを欲しがる。
子供が手の届くはずのない、夜空の星をつかもうとするように、永遠に手の届かないものへの憧れをもっているのかもしれない。

そしてまた手を伸ばす、つかむことの出来ない星空に向かって。
3年間付き合った彼女Yと別れて、新しい彼女Mと付き合いだして間もない頃の話。

Mは俺がYと3年間付き合ってた事も、名前も知っている。

そのMがうちに泊まりに来ていたある朝に事件は起こった。
俺が目覚めた時、俺より早く起きていた彼女は、俺の部屋の片づけをしていてくれたらしい。

3年間繰り返した行為というのは、思った以上に切り替えの効かないものらしい・・・
それに拍車をかけるのが、寝起きという頭の思考能力のない状態。

はい、やってしまいました。
目が覚めた俺は目をこすりながら

「おはよう」
「Y何してるの?」

そしておとずれる沈黙の時間
思考能力のない頭でも、俺は今ものすごくやばい事を口走った事はすぐにわかった。

そして思考タイム
えっと、まず落ち着いて考えてみよう。
俺は今なんて言った?

「おはよう」

うん朝の挨拶だ問題ない。
でも、きっと問題はそこじゃない。
その次の台詞だ。

Mは何かしてたから、何してるのか聞いたんだよな?

「Y何してるの?」って
うん、確かに聞いてる
「何してるの?」は問題ないよね。
そこに彼女の名前をつけたはず。
「Y」と
よし、この部分を徹底的に解明しよう。

まず俺の今の彼女の名前は?「M」
はいそうです。
俺が言った名前は?「Y」
はいよく出来ました。
では、Yって誰ですか?
「前の彼女」
という事は、あれですか?俺は
俺のために朝早くから、せっせと片づけをしてくれている。愛しい愛しい彼女を、あろうことか前の彼女の名前で呼んでしまったというわけですか?

うわあああああああああああああああ

バカバカ俺のばかあああああああああああああ
おまえなんて、道歩いてて、うっかり置いてあったバナナの皮ですべって、バランス崩したとこを、道の横にあった溝に足突っ込んで、溝の横にあった壁に頭ぶつけて死んでしまうって、そんなお笑いをとりながら死ぬ価値すらないわ!!

いや、待てそんなアホな事を考えてる場合ではない。これからの事を考えよう。

言ってしまった事は事実だ。
それを受け入れた上でこれからどうするか考えよう。

--------------------------------------------

1.素直にあやまる

2.もしかすると、寝ぼけて言ったので声が小さく聞こえてないかもしれないので、放置してみよう。

3.いっそ彼女のあだ名をYにしてしまう

--------------------------------------------

さあ、どれにする俺!
ここが正念場だぞ。

まず1番。
これが一番の正攻法だけど、怒っていたら、どれだけ謝ろうと修羅場は待っているでしょう。

2番。
これだとラッキーなんだけどなあ。
沈黙しているのも、聞こえてなくて俺が起きたのも気づいてないのかも。

3番。
これだと今だけじゃなく、今後呼び間違える事自体なくなっちゃうぞ♪これって最高やん!
って俺のばかああ。そんな事できるわけないやんけ!

悩んでいてもしょうがない、とりあえず、聞こえてたのかどうか確かめてみよう!

「あ、、あの?」
「今俺って何か口走りましたでしょうか?」

少しの時間の沈黙。
そして口を開く彼女。

「うん、わたしに向かってYって言ったね」とにっこり微笑む

こ・・・こわい
その微笑が、いや顔は微笑んでるんだけど、こめかみに浮き出た血管が、そしてMからものすごい威圧感が。

「ごっごめん〜〜〜!」
「今までずっとYって呼び続けてたから、もう口癖になっちゃて」
「あっあとな、俺よく人の名前呼び間違えるんよ。Yに向かって、友達のUの名前で呼んだ事もあるし」
「だから、別に他意があるわけじゃなくて、だから本当ごめん」

いや、もうパニックでした。
もう選択肢がどうのこうのなんて言ってる場合じゃありません。頭の中で考えるなんて無理。
威圧感に押され、反射的に出てくる言葉だけを並べていく。余計な言い訳などしなきゃいいのに・・・

それを聞いたM
「信じられん。普通呼び間違える?」
「彼女の名前だよ?普通呼び間違えないでしょ」
「しかもよりによって、前の彼女の名前ってどういう事よ?」

と怒涛の攻撃。
えっと、俺甘かったです。
3年付き合ってたの知ってたし、つい最近別れたばかりって事も知ってたM。
そんな事情を少しは汲んでくれるかなと淡い期待を少しだけもってたのだけど。
やっぱり無理だった(号泣)

もうこればっかりは、一方的に俺が悪い。
もうひたすら彼女のご機嫌が直るまで平謝りでした。完全に白旗降伏をした朝の出来事でした。


みなさまも、深夜の電話番号と恋人の名前だけは、
くれぐれもお間違いないよう、お気をつけください。


後日・・・
俺と彼女の共通の友人に会うたびに
「ねえどう思う?白犬ってわたしの事を前の彼女の名前で呼んだんだよ!」

許してくれたんじゃなかったのか〜(泣)
ほんとごめんてば(号泣)

責任放棄

2003年5月15日
それは偶然だった。
ふとあちこちを見て回ってた時に見つけてしまった、少し前に別れた元彼女Tの日記。

Tは俺から別れを告げた人。
いつからか、俺の気持ちはTに向かなくなり、それがわずらわしいと感じるまでにそんなに時間はかからなかった。

俺の罪は、そうなる前に結論をださなかった事。

俺のずるさは、さよならを告げる事さえ放棄してしまった事。

いつしか、彼女に関わる事すべてから逃げてしまった卑怯な自分。

そんな自分に目を向けるのが嫌で同時にTからも目をそむけていた。

そして、やっと別れを告げた。
彼女の事を考えてじゃない、自分が解放されるために、全部自分のために。

だから、たった一言の別れの言葉。
「ごめん、もう無理だ」

それから数ヶ月たって見つけた彼女の日記。
普段のTの口調と違い、少し大人びた口調で書かれてるその日記。

別れた事で逆にTにちゃんと目を向けれるようになった。
そして、日記を見て、あー彼女も終わること感じてたんだ。俺が思ってる以上に彼女は大人だったんだなと思った。

だけど、俺の中でそれ否定するある一文が目に止まる。
違った・・・文章は大人びた口調だけど、彼女は何も変わってない・・・

それは、彼女が俺の携帯に送ったという、彼女から別れを告げる最後の言葉。
「誰よりも、好きだったよ。」

そんなメールは来ていない。
そのメールが来ていれば、その時点で俺はそれを受け入れてただろう。

その日に来ていたメールは
「寝てたらごめん〜今から寝るね♪おやすみなさい☆」

あまりにも違う内容。

現実に嘘をつき、いつも綺麗な思い出を作ろうとする彼女が嫌だった。

小説や映画が好きな彼女、その小説や映画と自分を重ね、それを現実や俺にまで求めてくる彼女が嫌だった。

その、あまりに子供なところについていけなかった。

その日記にもう一言ある。
「彼の気持ちを繋ぎとめたくて、好きと言う言葉を繰り返した。「重い」事も重々承知で」

彼女は勘違いをしている。
俺にとってそれは「重い」んじゃない「軽い」って事を
挨拶のように繰り返される「好き」って言葉
バーゲンセールのように安売りされる「愛してる」

その言葉が飛び交うたびに、言葉は重みを失っていった。
なんらその言葉は胸に響かなくなっていった、日常語になってしまったのだから。


そう思いながら、心配になる。
俺はこれらの事を、一度も彼女には告げていない。
彼女がこれから新しい出会い、新しい恋人が出来た時、同じ事を繰り返すのではないだろうか?

それを受け入れてくれる相手ならいい。
だけど、そうじゃなかったら?

人は出会い別れを繰り返して成長していく。
だから別れが綺麗に訪れる必要はないと思う。
どんなに格好の悪い別れでさえ、それはその人の経験になるのだから。

だけど、俺はわずらわしさのためにそれを避けた。
なぜ俺が彼女を受け入れられなくなったのか、その理由を言うこともしなかった。

俺は、俺がしなければならない事
その義務も責任も放棄してしまったのだろう。

彼女の日記を読んだとき、下りていた肩の荷がまたずしっと肩にのってきた気がした。

印象

2003年5月14日
男女で遊びに行く場合、そのお金の支払いって部分で
男が女におごる場合、ワリカン、女がおごると3パターンあると思いますが、その男女の関係・立場によって色々わかれると思います。
ただ、初対面やまだそこまでの面識がない場合、
男としてのプライドなのか、世間の風なのか、印象をよくしようとの下心なのか、
男がおごろうとする事が多いと思います。

では、おごる場合次の3つのケースのうち
あなたなら、どの子に好印象をもちますか?
俺の感情が思い切り入ってますが気にしないでください(笑)

●ケース1:合コンの相手2人(もう名前覚えてないので)A・Bの場合

彼女にフラれ落ち込んでた俺を、元気付けようとしてくれた友人が合コンをセッティングしてくれた。

参加者は(男)俺、同僚のY(女)A・B
場所は普通の居酒屋。
合コンの内容は今回は関係ないので省略。

合コンもつつがなく終わり、さてそろそろお開きに
しようとなって4人で席を立ってYが伝票をもち、
会計に向かおうとした時

A「あっごめんなさい、ちょっとトイレ」
B「あっあたしも〜」

ほぉ〜〜
これがあれですか?
世に言う、会計愛の逃避行ですか?(そんな言葉聞いたことないとか言わない)

俺とY「・・・・・・・」

俺「まぁ・・・元々おごるつもりだったしいいか」
Y「・・・・そうやな」

と会計を済ませて、出口で待ってると

A・Bが「お待たせ、ごめんね〜」と戻ってくる。

A「あっ一人いくらになる?」

おっ?
社交辞令かもしれないけど、払う意思はあったんだね
会計愛の逃避行とか思ってごめんね〜

Y「いいよいいよ、俺らも楽し A・B「ごちそうさまでした〜〜」ったし・・・・」

はやっ!
しかもYの喋ってる途中だし
せめて、Yに最後まで言わせてあげてください(泣)


●ケース2:ネット関係の人(この時初対面)Tの場合

この時ある事情で、あまり金銭的な余裕がない状態。Tにはその状況は話してある。

俺とTの二人で会って、とりあえず飯を食いに行くことに。
楽しく会話しながら、飯を食い終わり、さあそろそろ行こうかと会計に。

伝票をレジに置き、財布を出す俺。
その後ろでにこにこ笑って、財布を出さないT

まぁ出た後で「いくらだった?」って言うんだろうなと思って、会計をすませて外に出る。

T「あ〜おいしかった〜お腹いっぱい〜」

うんそうだね〜お腹いっぱいだよね〜
財布の中はちょっと減ったけどね、しかも二人分。

T「今からどうしようか〜?」

あなたは、これからの事よりついさっきの事を
振り返ってみるべきかと・・・

T「そうだ、カラオケ行こうか。ストレス発散しちゃうぞ〜〜〜〜!」

そりゃ、人の金でなら思い切り発散できるでしょうとも・・・


結局Tはさっきの食事の代金の話をする事もなく
そのままカラオケに。

カラオケについて歌いながら、飲んだり軽く食ったりしながら、カラオケも終了そして会計に。

まぁさっきの飯の時はきっと忘れてただけなんだろう、きっとそうだね。

と思いつつ、レジに行くと
飯の時と同じように、にこにこ笑いながら後ろで
財布も出してないT。

この時点で、すでに嫌な予感。

会計を済ませて店を出ると

T「だいぶ遅くなったね〜〜」

うんそうだね。俺の財布は、だいぶ軽くなったけどね。

T「ご飯食べたのに、またカラオケで食べちゃったから、もうお腹苦しくて苦しくて」

俺は、今月の家計が苦しくて苦しくて・・・

T「これからどうする?(ちょっと上目遣い)」

これから、今月のやりくり考えます。

T「あたし、今日友達の家に泊まるって言ってきちゃった(はぁと)」

それって・・・
俺に宿泊施設も提供しろと、そうゆう意味ですか?
飯代も、カラオケ代も体で払うよ(はぁと)って意味ですか?
そして、その宿泊代は俺が払うわけですね?

俺「ごめん、ジョン(犬)がお腹すかせてるだろうから、そろそろ帰るねバイバイ」

むしろ、俺が今月飢え死にしそうなので逃げました(泣)


●ケース3:女友達から紹介された人(それまでにその女友達と一緒に2回、二人だけではこれが初めて)Kの場合

例によって、とりあえず飯に行くことに。
飯も食い終わり会計に。

レジで財布を出す俺。
その後ろでにこにこ笑いながら、財布を出すK

!!
ここまで書いて思ったんだけど、相手の財布出た場面書くのはじめて(号泣)

とりあえず会計を終え、外に出ると

K「えっと3000円だったから、1500円ね」と俺に2000円渡そうとする。

具体的だ!
払う気満々だ!
しかも俺の方が一杯食ってるのに半分出そうとしてる!
ここで払わせては男がすたる!

俺「あっいいよいいよ、俺が誘ったんだから」と爽やかに言ってみる。

K「そんなのだめだよ〜払うよ〜」

ほっ・・・本気だ
いや、もしかすると一度は断るという社交辞令かもしれないけど、少なくとも俺には本気に見える。
これはやっぱり、払わされない!

俺「いいから、いいから、おごらせといて」
K「だめだって〜ワリカンだよ。受け取って」

引き下がらない
ここまでおごるのが大変だった子が今までいただろうか、いやいない(反語)

結局受け取ろうとしない俺に対し

K「今から行く映画はわたしが払うからね」
*この日は、食事→映画の予定だった。

と渋々お金を引っ込めたK

そして、映画に行きチケットを買う時
すかさず先に二人分のチケットを買いKに渡す。
ふふふ・・・勝った。

K「え〜ずるい、わたしが出すって言ったのに」

ふふふ
これは戦争なのだよ、ずるいも何もないのだよ(勘違い)
また、なんとかチケット代を払おうとするも、受けとらない俺に対し、なにかKがひらめいたような顔をして、不敵な笑みを浮かべる。

K「ふふふ・・・ちょっと待っててね」
そしてKは俺をおいて歩いて行く。

そして、ちょっとして戻ってくるK

あっ!!やられた!
戻ってきたKの手には、ジュースとポップコーン(お約束)が
K「へっへっへ〜、今度は勝ったもんね、でもジュースは何がいいか聞くとバレちゃうから、適当になっちゃったけど」

K「これで少し返せたね」と満面の笑み、ついでに
K「あっわたしだって受け取らないからね」

と財布を出しかけてる俺に対し先制攻撃。
これで全部おごるという俺の野望は、崩れ去ったわけです。


さて、以上の3つのケース
思い切り俺の主観が入ってますが、同じおごるにしても、気持ちが全然違ってきます。
あなたなら誰に好感もつでしょう?

もしかすると、Kは相手の心理をうまくついて
購買意欲(意味間違えすぎ)を高めてるのかも?


実はKの話には続きがあります。

帰宅後Kからメールが入る。

「今日は、ありがとう。楽しかったよ〜あっそうそう、服の左ポケット見てみてね」と書いてありました。

メールの通り服の左ポケットみてみると・・・

やられた〜〜〜〜〜〜〜
きっちりお金はいってました。(しかも多めに)
いつの間に・・・

俺の完敗でした。

このあと、Kちゃんらぶ(はぁと)になったのは
言うまでもありません。

年輪

2003年5月13日
知り合って5年になる女友達R。

実はRとは、実際に会ったことはない。
ネット友達なのです。
会ったことはないけど、電話・携帯メールなどの
やりとりはあります。(むしろ今は電話と携帯メールだけ)

ネット友達だけど、Rは俺には大事な友人で
ある意味、自分より大切な親友なのです。

そして、一時期俺は彼女が好きでした。
一度も会ったことのない、ネットの知り合いを
好きになったのは、後にも先にもRだけです。

結果から言えば失恋しましたが、その後も
友達のまま、5年の付き合いになりました。

つい最近、前に使ってたPCの電源つけたところ
その好きだった頃のICQでの彼女のやりとりの
ログが残っていました。(4年前くらいの出来事)

その時のRとは、よくRの彼の事を
俺に相談してくるって関係だったが、それは
俺が好きだと告げてからも変わる事なく、
彼と何かあれば、相談してくるそんな頃でした。

相手が好きってわかってるのに、彼の相談するなんてって思うかもしれませんが

彼がいるのも知ってる、彼の事をRがどれだけ好きか知ってる、
ただ自分の気持ちをちゃんと伝えておきたかった、君の気持ちが、変わらなくても自分でハッキリ区切りがつくまで、好きでいさせてほしい。
でも、だからといって変に気を使わずに今まで通りでいてほしい。

と頼んだのは、俺だから。

それを汲んで、何も変わらず接してくれる彼女が好きだった。
その気もないのに、気を持たす事を言う人と多く接してきた俺にとって、全くそんな事を言わない
彼女にすごく惹かれた。

今ログを読むと、その気持ちだけが先走って、
Rを困らせるような事色々言ってるなと
今より若い俺を戒めたくなる。

けど、そんな俺を軽くあしらってるR
やっぱさすがだ(笑)

それから、1年くらいたってから
俺は自分の中できちんと諦められるという気持ちになれ、俺の中から彼女への恋愛感情は消えた。

そして今、俺にはちょっと気になる事がある
去年の終わり頃だったか・・・

Rと電話をしていて、話の前後は忘れたが
俺が「もう君を女として好きになることはないから」と言ったら
Rは「ええ〜そうなの?そんなのわかんないじゃん」
すごくたわいのない会話。
二人とも笑いながら喋ってた事。
けれど、なぜかそのやりとりだけが、ひどく印象に残ってる。

単なる冗談のやりとり、
意識しすぎ、うぬぼれるな俺(笑)
って事はちゃんとわかってる

けど、あの頃のRなら何となくだけど言わない気がした。
あの頃のRなら「うんそうだね」でバッサリ斬りおとしてたような気がした。

俺の勝手な思い込みだろうけど
時間の流れが、良くも悪くも人を変えていくんだろうなと、少し寂しい気がした。

はじまりました

2003年5月11日
日記を初めてみました。
と言っても見出しのとこに書いてあるように
昔の事を振り返って文章にしてみようと思ってます。
思い出にすがってるわけじゃなく、思い出を形あるものに起こして客観的に自分を見れたらなという意図のものです。
なんか理屈っぽくなってしまいましたが、まあそういう事です。
たまに現在の事書くこともあると思います。
その時は現在でも、その時が過ぎれば思い出なので。

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